観光したいインタビュー記事

観光したいインタビュー 高橋さん

2024.02.14


高橋治道(たかはしはるみち)「神谷歴史・文化の会」所属
旧来迎寺村の大地主髙橋九郎ともみじ園に関する資料収集と業績・人物紹介、もみじ園ボランティアガイドの活動を行う。また越路幸齢者教室の「ふるさとの歴史クラブ」の取りまとめ役として、越路地域の歴史に関する話題提供や講演依頼などを行っている。

越路の好きな所・良いところはどんなところですか?

東に日本一長い信濃川、西にマンモスがいた渋海川が流れ、その間に斑尾山から連なる関田山脈の北端となる巴ヶ岡があり、自然豊かな地域です。半年間は雪に覆われるという逆境を乗り越え、地域の人たちが豊かに暮らせるように活躍した先人達を沢山輩出しています。公共交通環境が整備されており、JRの駅が3駅、長岡南越路スマートIC、高速バス停留所の設置の外、市内中心部までの道路が整備されており、交通の便に恵まれています。そのうえ、上下水道、ガスなどのライフラインも完備され、消雪パイプが普及しているなど暮らしやすいところです。また住んでいる人達も親切で人情味、地域愛に溢れている人達です。

まったく越路を知らない人に、どこへ、いつ、訪れてほしいですか?

先ずは「もみじ園」ですね。桜が咲く4月、青葉が梅雨に濡れる6月、紅葉が美しい10月下旬から11月中旬、季節を問わず、いつ訪れても自然あふれた庭園を堪能できます。もみじ園を訪れた際には、アールデコ様式の丸窓やステンドグラスなどの装飾と伝統的な日本家屋が調和した松籟閣もぜひ訪れてほしいです。
また豪農の館「長谷川邸」とホタルが舞う6月の塚野山牛の首地区へも足をのばしてください。近くには国民的歌手三波春夫の顕彰碑もあります。桜咲く4月には「信濃川河川公園」がお薦めです。芝生が広がる公園は時期を問わず、大人も子供も楽しく時間を過ごせます。また、公園入口や近くには、東洋大学創始者井上円了の頌徳碑、越後の木内宗吾として伝承された寛政の義民岡村権左衛門の碑があります。「神谷神友館」には地域の発展に生涯をささげた旧来迎寺村の大地主髙橋九郎にまつわる資料が多数展示されています。飯塚と不動沢の郷土芸能であり市指定文化財でもある巫女爺にも8月中旬頃に催される氏神様の秋季大祭時に訪れて是非鑑賞してほしいですね。

とっておきの観光スポットを教えてください。

もみじ園の奥にある越路原は、日本最大の天然ガス埋蔵量をほこる南長岡ガス田があり、採掘井戸やガスプラントを眺めることができます。また昼は北に弥彦山、南東に魚沼三山などの上越の山々を遠望でき、夜は(株)INPEX
新潟鉱業所長岡鉱場
北朝日原基地の工場や長岡市内の美しい夜景を眼下に眺めることができます。さらに夏から初冬にかけては澄んだ空に光り輝く星々を観察できます。
塚山出身の歌手三波春夫が歌った「から傘連判状」で知られる史蹟「寛政義民岡村権左衛門碑」と岩田地区奥の山屋の三滝にある「からかさ連判状の碑」をぜひ訪れていただきたいですね。

高橋さん、ありがとうございました!